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あなたの家は建て替えした方がいい?リフォームがいい?

すまいろ県央版編集部
2019.09.17

あなたの家は建て替えした方がいい?リフォームがいい?



経年劣化による壁・屋根の傷みや水回りの不具合、また家族構成の変化などで、「建て替えかリフォームか」どちらがよいのか悩んでいる方も多いのでは?

建て替えは現在の建物を解体し、基礎を含め新しく家を建てること、リフォームは傷みが目立つ部分の修繕や改築を行うこと。

これから長く住まう上で、建て替えとリフォームのメリットとデメリットを比べてみましょう。

 

 

 

建て替えのメリットとデメリット

 

○間取りの変更など自由度が高い

○構造体から作り直すので、耐震性を高めらる

○比較的容易にローンを組める

 

×建物の解体や廃棄物の処分など、コストがかさむ

×工期が長い

×建築基準法・条例の改正などで建て替え不可の場合がある



建て替えのメリットは、一から新築するので、柱や梁、窓、ドアの位置や、間取りの自由度が高いこと。耐震性や断熱性を高められる高性能の設備を、最新基準に合わせて設計・建築することが可能です。また、住宅ローンの選択肢が多いこと、リフォームローンよりも金利が低いこと、住宅ローン控除やすまい給付金などの優遇制度が使える可能性もあります。

しかし建物の解体で廃材処分などのコストがかさむこと、更地にした後で建設作業が始まるので、工期が長く仮住まいの準備が必要なことなど、デメリットもあります。

また、建築当時と法律上の制限が変わり、既存の家屋より小さいものしか建てられない場合もあります。




リフォームのメリットとデメリット

 

○新築よりもコストがかからない

○工期が短い

○不動産取得税、固定資産税などが軽減できる

 

×水回りや間取りの大きな変更が困難

×基礎や構造体の増強が必要な場合、費用がかさむ場合がある

×ローンを利用する場合、建て替えと比べて選択肢が少なく、金利も高い



リフォームの場合、工期が短いために仮住まいの費用を抑えられ、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税などさまざまな税金が軽減されます。また、こだわる部分と妥協できる部分を取捨選択できるので、予算内で収めることも可能です。廃棄物の処分費も建て替えに比べて、比較的安価なのもポイントです。

一方、キッチンや浴室、トイレなどの水回りを変更するのは、配管を移動させなければならない場合もあり、容易ではありません。基礎や柱などの構造体はそのまま使用するのが前提なので、劣化や不具合がある場合、補強も必要になります。

リフォームローンに関しては無担保でも借り入れが可能ですが、住宅ローンに比べて金利が高く、返済期間も最長10〜15年と短めです。

 

 

 

≪まとめ≫

 

一般的に家の寿命は30年と言われています。リフォームか建て替えか、現在の住まいの状態や予算面によっても変わってきます。予算の都合でリフォームを希望していても、雨漏りや腐食、シロアリの被害が大きく安全性に問題があると、建て替えを検討した方がよいかもしれません。

また法律上の制限により、建て替えたくても建て替えることができない場合もあります。そういった場合は全面的なリフォームを行うことで、不満点や不具合を解消できます。

また定期的にメンテナンスを行っている場合は、住まいの状態が良好なため、部分的なリフォームで済む場合もあります。

 

まずは地盤や建物の老朽化など、住まいの現状を確認することが何より大切です。的確にアドバイスしてくれる専門家にぜひ相談し、これから先、どのような生活をしたいかをイメージしながら、建て替えかリフォームかを検討してみてはいかがでしょうか。






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