2020年春、ひょんなことから家を建てる決意をした編集部M。今回は「実録！ 長岡で家を建てよう！【工務店探し B社さん見学会】」をお届けします！
写真はイメージですよ！！！
さてさて、A社のモデルハウス見学と同じ日、実はB社の完成見学会にも出向いていました。
A社のモデルハウスから車で5分ほどの場所にあるそのお家は、予約制ではなく誰でもウエルカムな完成見学会のため、警備員さんが車を誘導するほどの盛況ぶり。
まず受付で住所、氏名と簡単なアンケートに記入した後手袋を受け取り、真新しいお宅へ足を踏み入れます。すでに10組は超えているかと思われる見学者でどの部屋もあふれ、スタッフさんも対応に追われているのをいいことに、好き勝手に部屋を見て回ることに。
一階がアトリエと寝室、二階がキッチン、リビング、水回りといったそのお家は、変形地ながら採光に工夫があり暮らしやすそう。
物干しスペースがある脱衣所にはウォークインクローゼットが隣接し、「干した洗濯物をハンガーのままクローゼットにしまいたい！」というものぐさな私にぴったりです。
リビングから見下ろせる中庭にはシンボルツリーがあり、花火が楽しめるようささやかながら屋上も設けています。
「こんなに広いパントリーいる？」
「ピットリビングはいいけど、段差めっちゃ高い」
「ここにこの素材使う？」
などなど、私の好みとは一致しませんが、そこは「お客様の要望に合わせた、完全オーダーメイド」がウリの会社。
このお家はあくまで施主さんの好みが反映されたものであり、いまいちピンと来ないのは当然と言えば当然です。
一通り見たところでそろそろ引き上げようと思った矢先、「Mさんでいらしゃいますか？」と爽やかな笑顔とともに「係長」の肩書をぶら下げた営業氏（イケメン）が登場。
「フリーの客は野放しにするな！」という不文律でもあるのか、「ご案内もせずに申し訳ありません。よろしければご説明させて頂いてもよろしいですか？」と爽やかな笑顔（しかもイケボ）で抑え込みにかかります。
「こちらのパントリーは奥様のご希望なんです。広さも十分ですよね」
「こちらのピットリビングですが、腰をかけたときベンチとしての役割も果たせるようやや高めになってるんです」
「この素材は音楽室などで使われるものです。防音にもなりますし、お部屋のアクセントにもなっています」
と、私のdisりポイントを爽やかに説明。
あまりの鮮やかな手際に、「実は私、B社さんが以前作られたとあるお家が大好きで。いまだにそのお家が載っているパンフレットを大事に持ってるんです」と告白。
すると営業氏は「そうでしたか！あのお家、ステキですよね！」とより爽やかに磨きをかけた笑顔に。
「家を建てるなら絶対B社さんが良いって昔から思ってたんですが……でもお高いんでしょう？」とついつい前フリのようなことを言うと、営業氏は、「ありがとうございます、皆様そうおっしゃるんですが、ご希望の予算に合わせた家づくりが可能です。現在建築中ですが、こちらのお家は2,000万円以下で建ててるんですよ」と模型を片手に微笑むではありませんか。
「えええー、このお家がなんと2,000万円以下で！！！」
「もしよろしければ、弊社のモデルハウスを見にいらっしゃいませんか？とても気に入ると思いますよ」とおそらく100点満点の出来に近いであろう「THE 営業」を受け、2週間後にアポイント成立。
最後に営業氏はさっと自分の名札を隠し、「私の名前、覚えて頂けました？」と茶目っ気も見せてくれます（イケメンだからポイント倍増）。
相手の気をそらせない話術、マイナスポイントを瞬時にプラスに変える判断力、虎の穴で相当な訓練を積んだに違いないこの営業氏は、できる……！
そしてB社のパンフレットを山盛りに抱えて家路につき、ますます注文住宅への夢が膨らんだのでした。
次はC社の完成見学会へ続きます！
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